経済学の常識?!利上げというものについて考える

By: voo34oov

経済学ではその国の中央銀行の専権事項として金利の上げ下げ、通貨の管理というのが挙げられます。ですから、義務教育では中央銀行は通貨の番人と教えられます。こういう常識が最近のマーケットでは通用しません。たとえば、私も元日銀の理事の方がアメリカの利上げによって日本とアメリカの金利差が開くのでもっと今後ドル高、円安が進行するであろう、とコメントしているのをみてこの人は本当に経済に対しての知見があるのか、と思ったものです。

もちろん、取材をした記者が頭が悪すぎてその方の言ったことを違うことのように編集することは多々あります。基本的に新聞記者を問わず、経済のマスコミの方でも我々金融人の言っていることは半分も理解できていないので、仕方のない側面がありますが、こういうコメントを出されて元日銀理事も恥ずかしいと思わないのも不思議ですし、新聞記者にはもっと勉強しろ、といいたくなるときは多々あります。

さて、利上げというのは経済学の基本中の基本で、元外銀ディーラーやファンドマネージャーが今回の利上げに関して、みな、一様に勘違いも甚だしい元日銀理事と同じようなコメントを残しています。ですから元ディーラーや外銀関係者のいうことだから正しいなんて夢夢思わないほうがいいと思います。

FXのニュース欄には様々な専門家と称する人間がウソとか、間違いのコメントばかり残していますので、注意したほうがいいでしょう。コメントに中東というコメントが出るときは、間違いなく現状の値動きの説明に窮して適当な言い訳を作っているだけですから。そもそも中東の動きが日本でもアメリカでもわかるわけがないのです。

利上げというのは簡単で、景気が過熱をしたので金融引き締めを行うという意味を誰もその説明をしません。つまり利上げをした後、金融引き締め、つまり景気が予測以上に拡大しているために利上げを行ってその景気を冷やしていることを意味します。

利上げしたのだからFXでドル買いではなくて、景気を冷やしてきちんと底をついたところのドル買いなのです。長期投資の読者を対象にしている記事ならわかりますが短期的な投資をしている方もいるのですからきちんとその説明をしないニュースはあまりにも不親切過ぎると思うのが、個人的な感想です。